ヴァイオレット・エヴァーガーデン
事前情報は義手の代書屋の女性の話ってくらいで見に行った。
45分くらい見て、これは監督も脚本も度胸あるなあと思った。
映画は映像であり、物語が全てではない。
いい映画だった。
1時間を超えたあたりで、あ、これランボーだと気がついた。
事前情報は義手の代書屋の女性の話ってくらいで見に行った。
45分くらい見て、これは監督も脚本も度胸あるなあと思った。
映画は映像であり、物語が全てではない。
いい映画だった。
1時間を超えたあたりで、あ、これランボーだと気がついた。
2019/06/23 TOHOシネマズなんばにて鑑賞
多忙により事前情報は全くなし。ただtwitterで湯浅監督の新作をやるというので見に行った。
序盤からあきらかに湯浅演出なんだが、リア充のイチャコラを見せつけられ、俺は一体何を見に来たのかと思ったが、中盤から話が走り始める。もらうだけ、と思ってた人が実はバトンを渡していた。助け、助けられ、思い、思われ、自分のことも、他人のことも決して見えてはいない。だけれども意外と見ている人がしっかり居たり。
なんというか、湯浅監督の作品は構成がしっかりしていて良い。「四畳半神話体系」の終盤で、すべての伏線がバタバタとたたまれて行ってキレイに閉じたときには、思わずTVの前でうへえと声を上げた。
花火集団がちょっと四畳半っぽいな〜と思いながら見ていた。
二人でちょっと笑いながら歌うシーンが、LALALANDっぽくあったが、いいシーンだった。
脚本の吉田玲子、上映されてるガールズ&パンツァー最終章もやってるし、良作名作傑作を量産してる。
奇しくもこの日、水関係の映画を二本見たことになった。この映画、デートで湘南に行くし。
すばらしい映画だった。まさに映画、言葉ではなく映像で見るものの内面に変化を及ぼす作品だった。見どころは、と聞かれて答えられる映画は、映画である必要がない。言葉で伝えられないものを伝えるから映画にするのだ。
映像は本当に美しい、演技も良い。なにより五十嵐大介の絵が動いてるのがすごい。途中、アングラードが飯作るシーンで、そういや五十嵐大介、食事シーンもよく書いてたなと思い出す。
ただ後半の構成にやや疑問な点もあった。
これなあ、正直、映画館で見ないと意味ない、まさに”映画”だから、家で50インチの画面で7.1ch環境でも意味がないんだよなあ。ソフトは買うけど・・・う〜ん。20年前、ワンルームマンションでホームシアター構築した経験があるから音はある程度行けるのは確信しているのだが、画面はなあ、それだけの壁を用意するのが難しいのだ。
あと久しぶりにSTUDIO 4℃製作の映画を見た。「スプリガン」「アリーテ姫」「マインド・ゲーム」「鉄コン筋クリート」以来なので、13年ぶりか。ベルセルクとハーモニーが絶賛デスマーチ中で行けなかったのよね。
蛇足
・惑星が受精して細胞分裂するってアニメのシーンが記憶にあるんだが、なんだったろうか。
・受精のメタファーが何箇所かあったのにヒヤヒヤした。
・見ながら、パンスペルミア説〜などと脳内で単語が湧き上がってくるので困った。
・内容的には80年代に流行った思想なんで、通り抜けてきた世代としては面白かった。
・クレジット見て、父が稲垣吾郎であることに気がついたが、ゴローちゃんが演技がうまいのは知ってるので、驚きはない。
グレンラガンにキルラキルを足して、パンティ&ストッキング、マジンガーZ(プールが割れてロボが出るところ)、ゲッターロボ(火星開拓用ロボだから)をふりかけた感じか。
面白くはあった。ただ、ちょっと趣味の範疇からは外れていた。根本的に、気合でなんとかする話はだめなのだ(除く、島本和彦)。
私はグレンラガンは好きだった、最終回以外は。特に終盤、偽りの人生から脱出する下り、ヴィラルの「俺も、甘い夢を見たものだな」の辺りは大好きだ。で、なんで最終回がだめだったかというと気合と根性で乗り越えていく話が基本的に趣味じゃないから。種もまいてないのに大木成ってるんだもの。キルラキルは最後まで実に良かった。パンティ&ストッキングは最終回までBD買う気だったが、やめた。これは上記の理由とは違うけど。いや、堕天使が裏切るて。
堺雅人は、自分が信じていることを喋っている時と自分が信じていないことを喋ってるときの違いを、声の演技に乗せられる人なので、まあ素晴らしいよね。今回も最初っから胡散臭い声を出していた。松山ケンイチはちょっとガラッパチさが足りんかった。カミナの兄貴の小西克幸がハマりすぎていただけかもしれないが。
あまりにも凄まじいカメラワーク。履帯とサスペンションの動きに、40年近く前、うる星やつらの1話で、だれも戦車の原画書いてくれなくて押井監督自ら書いていた逸話を思い出し、技術の進歩って素晴らしいねと思うなど。
いやもう車長の後方からだったり、車長視点だったりでガメラがグリングリンと動き、戦車は超信地旋回し、砲塔は回り、迫力ある映像なのに敵味方はわかりやすい。これは大洗がバラバラな戦車を使っていることも一助になっているかもしれないが。
BC自由学園のエスカレーター組と受験組の罵り合いも面白い。
後半の知波単学園も成長が著しい。
塔を攻略するヒーロー物から群像劇への転換か。
知波単学園がスピーカーセットアップする際、真空管アンプに電源入れたときみたいなボボって音が鳴ったのは凝っている。
あとラム酒のバカルディがボコルディになってたり。
これ1話作るのに1年半かけてると、6話は6年後、2025年になるんやが・・・
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