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シン・エヴァンゲリオン(整理中)

映画内で特に伏線はない。素直(?)な構成。
心情変化がある場合には対象キャラの表情がアップになるなど、わかりやすい演出。
ゲンドウがよく喋って真情吐露する
なのになぜか主人公であるはずのシンジの心情表現が薄い。
特に立ち直ってからヴンダーに乗るところの心境変化。
唐突な「土の香り」というセリフ。
破からの伏線になっている。
しかしわかりやすい映画にするんなら、ここカジさんの追想シーンあっても良かったのでは?
アスカの扱いは旧劇と新劇は対になってる。
旧劇で廃人化したアスカをシンジはどう扱ったか。
新劇で落ち込んだシンジをアスカはどう扱ったか。

シン・エヴァンゲリオンを見た後で破を見ると、驚愕するシーンが多い。
あれもこれも、すでに出ている。

テーマとして、トップをねらえ!からの焼き直しも多い
友人との時間のズレ。これはのキミコの焼き直し。
再生水も寿司に指輪ネタといえばそうだがまあこれは薄い。
寿司に指輪ってサントラに入ってたんだっけか?

母親、ツンデレ、ヤンデレが揃ってるところに外部から来たキャラ
かっ攫っていくってのも、構造上まあそうなるよなというかその為のキャラだから。

私はTV版はちゃんと完結していたと思っていて、当時、最終2話は深夜3時くらいに
麦酒片手に録画を見て、キルケゴールにカントかよギャハハハハと笑ってた。
特に線画で自己と他者がなんてのは3年前の1992年に押井守監督のTalkingHeadですで
に見ていたし。

劇エヴァは、映像は素晴らしいけれど、監督の中で完了しとらんやんけと思った。

Qは当時、こりゃミスリード狙ってんなと思ってツイを遡るとそんな事書いてた。
あれはシンジの心象映画だったのだね。

マリの背景はなんやねん。研究室同期のヨーロッパクローンなのか何なのか。
渚司令ってなんやねん。
あとなんでアスカの目からFLCLやねん。

明るい農村には私は否定的である。
ツッコミどころがあるのではなく、ツッコミどころしかない。
あれほとんど「驚くべきことに新聞すら配達されてくるのである」世界だから。

しかし正直、エヴァンゲリオンが完結するとは思わんかった。
風呂敷は見事に畳まれていた。
びっくりやね。

シン・エヴァで一番響いたのは、撃って介抱しようと考える劇重鈴原さくらと14年間髪伸びっぱなしの綾波レイ。


エヴァが終わって、やっぱり一番好きな庵野監督作品は「トップをねらえ!」やね。

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