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不全世界の創造手

小川一水「不全世界の創造手」読了。
自己増殖型のマシンを開発した天才少年が、コストパフォーマンスがわるいために放置された世界各地を開発し、色々な勢力と衝突する話。
しょっぱなの活躍場所がナウルというのがいいね。
肥料輸出の利益で国民は遊んで暮らせる国だったが、20年ばかり前に枯渇。
タックスヘブンとして生き残りを目指すが、マネーロンダリングの一大拠点となり、数年前突然の音信途絶。
一国まるまるが音信途絶というSFさながらの自体に、マネーロンダリング潰しに乗り出した米国による通信封鎖だの何だのと言われたが、実は料金滞納で通信会社に回線を切られていたという、すごいオチがあった国である。
働く意欲のない国民と、なにもない国土として知られていた土地に、自己増殖するマシンを解き放ち溜め池を作り農業を始める。
まあドラえもんというかビックリドッキリメカというか。

しかし小川一水は現代社会を語るとなんというか、頭で社会を知ってる感をものすごく感じてしまって、ちと引いてしまう。心はいつも15才の人が90年代くらいまでは趣味がダダ漏れでネタは良いのにイタい小説を書いていたのに通じるものがある。

不全世界の創造手(アーキテクト) (朝日ノベルズ)
小川 一水
朝日新聞出版
売り上げランキング: 79024
おすすめ度の平均: 4.0
4 ライトノベルを超えた?
5 技術革新のその先の先
4 ものづくりファンタジー
3 改善点とそのままの点
5 技術の話から政治の話へ

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