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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

劔岳を測量する陸軍の映画を見に行こうとした筈なのに、なぜかエヴァを見ていた。
あれ?
正直見る気はなかった。
TV版と同じストーリーだと思っていたし、25だった放送当時ならともかく、39のおっさんが行く映画じゃなかろうと思ったからだ。それがなんで見たかというと、本当にたまたま事務所を出るのが遅くなって劔岳の上映開始に間に合いそうになかったから。そんなわけだから、当然事前情報はまったくなし。というか97年だったかの劇場版以降の情報は皆無に等しい状態で鑑賞に挑んだ。当然のことながら序は見ていないかった。

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全体的な出来を言えば、20年前の床がベタ付く映画館(そして最前列の端っこの席には浮浪者が寝ていたような時代の)だったらそのまま居座って2~3回見たい程度には出来は良かった。
あとから分かったが、序は旧作通りのストーリー、破は全然違う話になっていた。
狂言回しと思われるキャラクターが追加されているし、これはかなり親切設計になっているのかも。
ちとダイジェスト感を感じるところもあったが、おおむね演出のテンポも良かった。4部作の2作目だし、結末も次作に持ち越しなので、続く作品の出来によって評価は変わるかもだけど。
背景もいいしCGもいいが、新キャラが安藤慈朗っぽくて浮いている。もしかして最近の貞本の絵はあんな感じなのだろうか?ルナルとか王立の当時の絵がエヴァ後には描けなくなっていて、98年頃のLDでリイクニ似てない子と自嘲していたが、また絵が変わってるのだろうか。
また、アスカの姓をわざわざ変えたのはなぜだろう?
そりゃ男は船の道具、女は重巡命名規約で空母なもの、少女は駆逐艦で統一してるのは分かるが、すでに成立しているキャラの名前を変えるとは。
それにしてもスタッフロールを見ていると笑ってしまうような豪華メンバー。
いやはや。

押井ファンの場合、ゲンドウの声を聞いていると目蓋に目を描いたゾンビ進行(「TalkingHead」 '92 での役)を思い出して妙な感覚に襲われるってことがあると思う。俺は95年のTV放送の時から気になって仕方がなかった。あれ印象強すぎるもんなあ。

あと冒頭でアイキャッチの音が新マンだとか、あいかわらず妙なところで特撮ヲタが丸出しだった。
イージス艦の大艦隊は出てくるは、いきなりバンクを形成したり踏み台を作ったりという感覚が面白い。
その反面、アスカが登場するところでのアリオンのプロメテウス飛びや梶リョウジのスイカ畑での語りが無くなっていて残念。
そういや使徒を倒したとき大量の赤い粘液が出るようになっているが、あれが街を飲み込む描写でふとボストン糖蜜災害ってこんな感じだったろうかと思ってしまった。

また音楽がすばらしかった。
365歩のマーチといい翼をくださいといい、今日の日はさようならといい、庵野秀明が子供の頃の流行曲のはずだが(俺の年代だと中学校の歌本に入っていた)、使い方がすばらしい。宮崎駿や押井守も懐メロ歌謡曲を劇中で使用するけれど、それらを突き詰めるとこうなるのかと思えるほどに歌と映像のマッチングがすばらしい。庵野監督の場合、歌と映像の合わせ込みはトップの頃から上手かったわけだけれど、今回一線を越えた感じがする。
しかしどこまでが庵野の指示で、どこから鶴巻や摩砂雪なのかわからん。

カオル君のセリフから察するにパラレル物か、シンジ君の妄想世界か。

追伸:7月14日スーパーレートショーで二回目の鑑賞。
ミサトの携帯が鳴るたびに笑ってしまう。
それに教室のシーンのBGM、カレカノなんだな。

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