崖の上のポニョ
う~ん、困ったことに俺の中の二つの回路に働きかけ、
同じポイントを褒めることもけなすこともできる映画だった。
オープニング過ぎたら解放しっぱなしで広がる一方、荒れ狂う波!光る目!走る車!細かいところで引っかかるけれどまさに荒れ狂う海のようなすばらしい映画だった。
フジモトが西洋の魔法使い風だったり、お母ちゃんが人間の姿だったりするところに引っかかるが、頭をカラッポにして観れば大丈夫。考えるな、感じろ!
ただこの物語、はたして子供向けに成功しているのだろうかと疑問に思う。
悪人も悪党もおらず、あまつことか悪意のかけらもない。
おそらくは財産のほとんどを失ったであろう住民達も、悲嘆に暮れるそぶりもない。
それに街が水没したら水があんなにキレイなわけがないし・・・
う~む、これでええのんか・・・それとも俺が人生に疲れているのか。
冒頭のシーンで出ていた三葉虫や甲魚が後半では大々的に出てきていたので期待していたが、残念ながらアノマロカリスは出てこなかった・・・
ピカイアも出てこなかった・・・残念・・・・
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