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おもいでエマノン

おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル) (リュウコミックススペシャル)
鶴田 謙二 梶尾 真治
徳間書店
おすすめ度の平均: 4.5
4 メモリーをコピーし続ける事ができれば永遠の命なのか
4 画は最高
5 原作を尊重しつつもコミックの独自性
5 エマノンに溢れる'Spirit of Wonder'
4 鶴田さんから入りました。

表紙をめくると唸らずにはいられない。
やはり鶴田謙二はすごい。
1960年代の空気が、紙面から漂ってくる。
鶴田謙二と梶尾真治、この組み合わせはすばらしすぎる。

カジシンの小説を片っ端から読んでいたのは十代の後半だった。
ちょうど獅子王にサラマンダー壊滅なんぞが連載されていた。
あのころ「美亜へ贈る真珠」はすばらしいと思ったが、エマノンはそうでもなかった。
過去を振り返るほど、歳を取っていなかった。
二十代半ばで再読したときはすばらしかった。
バブル崩壊直後に読むと80年代との隔絶感とあいまって、過ぎ去った時への郷愁が強くおそってきた。
そして30代の終わりで読むカジシンと鶴田謙二のタッグもすばらしい・・・・

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