阪急電車 有川浩
読了。
阪急電車と聞けば、どのようなイメージを思い浮かべるだろうか?
私にとって阪急電車とは、河原町方面へ行ってるとか、
神戸のおハイソな地域を走っているとか、そういうイメージがある。
この本の舞台は、私にとってはほぼノーマークな阪急今津線。
宝塚から西宮北口を結ぶ短い路線である。
雰囲気としてはくじらに近いか。
社内で、あるいは駅近辺での多様な恋の始まりやら終わりを描いている。
こういう作品で、読者がいやにならない程度に暗い側面を抑える匙加減については、この作者は非常にうまい。
独立した短編を少しずつ絡めていく手法も、ありがちといえばありがちなんだけれども、うまく機能している。
おもろかった。
ところであとがきにプリメについて書かれている分けだけれども・・・おそらく、作者は推定年齢38歳。
プリメかぁ・・・・98版は持ってるけど、もうハードがない。
プリメIIのMac版はまだ動くかなぁ。MacOS系でないと動かんだろうしなあ。
気ままにやってるとかならず女将軍か女帝になったのを思い出すなあ。
わりといかがわしいバイトもさせたはずなんだけども、武者修行の量が多すぎたのか・・・
そういやしょっちゅう武神に挑戦していたような・・・・ドラゴンを倒したり・・・・
女の子を育てるゲームなのに方向性がおかしかったか。
そういや行かず後家も一回あったが、あれは正直凹んだ。
娘の名前はともかく、父親の名前はいつもパステルナークだった。
ちゅうても「ドクトルジバゴ」がそんな好きってわけでも無かったのだが。
あれだな、当時は二十歳そこそこだったからシベリア送りとかノーベル賞拒否とかのキーワードに惹かれとっただけだな。
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ところで、今津線はハルヒの舞台に近い。
ハルヒらの利用する路線は一本西側だが。
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