« 2007/6/1 | トップページ | ロッキー・ザ・ファイナル »

2007/6/2

ぶっちゃけしんどい。
微熱もあるし、あまりよろしい状態ではない。

やや朦朧としながら仕事。
21時まで。
そして日本橋で地下鉄から近鉄大阪線に乗り換え、布施まで。
布施かぁ・・・おそらく20年以上前に、一回来たことあるはずだよなあ。
目的地は布施ラインシネマ。

「ロッキー・ザ・ファイナル」最終日の最終上映に滑り込み。
最初に結論を言うと、軽く感動してしまった。
淡々と続くロッキーの老後。
経営する小さなレストランで夜ごと昔話をして客にサービスする日々。
エイドリアンは数年前に癌で他界。
息子は、いつもロッキーJrと呼ばれるのを嫌って家を出た。
何事もない普通の日々・・・
だが確実に街も人も、時の流れと共に、かつてのジムは廃墟となり、バーには不埒な若者がたむろし、すべてが疲れ果て、朽ち果ててゆく。
ままならない世界に対する感情が、観客とロッキーの胸に降り積もる。
そんな時、ロッキーの取る選択は?
演出と編集が素晴らしい。
聞けば誰でも熱くなるロッキーのテーマを、あえて抑えめにアレンジし、
遠い遠い過去と対話するように、名シーンのフラッシュバックを織り交ぜながら試合は進む。
お見事でございました。
手放しで95点。
ただし、これはこの一作だけの評価ではない。
ロッキーは人生哲学だ!
それと、エンディングは卑怯。
6本も撮られた名作だから出来る、最後の演出だった。

|

« 2007/6/1 | トップページ | ロッキー・ザ・ファイナル »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。