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パプリカ

Papurica監督:今敏
脚本:今敏、水上清資
原作:筒井康隆
音楽:平沢進
出演:林原めぐみ、古谷徹、江守徹、堀勝之祐、大塚明夫、山寺宏一、田中秀幸、こおろぎさとみ、阪口大助、岩田光央、愛河里花子、筒井康隆
(2006年/日本)
2007年1月2日テアトル梅田にて鑑賞

見る前から思っていたんだけれども、やはり今敏監督と筒井康隆は作風がマッチしている。
幻想的な夢のシーンの切り替わりはすばらしいし、筒井作品独特の猥雑さやエロスがよく表現されていて身が震える。特にパプリカの小悪魔的な魅力はかなり強力である。
しかしながら、筒井作品のある意味読者を置いてきぼりな疾走感などは、今監督の処女作「PerfectBlue」で近い物を実現していたのに今作品ではなりを潜め、手堅く、観客が理解できる範疇を越えることなくコントロールされている。
それが良かったのか悪かったのか。
昨年夏の『時をかける少女』が原作を換骨奪胎して、内容は全く別物でありながらも根源たるテーマは原作と共通という、話にはよく聞くけどあまり成功したのを見たことがない荒技に成功しているのに対し、こちらはよく消化し、取捨選択し、そのままのイメージを今監督の演出で映像として再現しようとしているのだと思う。
良いけれど、出来が良いだけにもっと期待してしまう作品だった。
いやすばらしい。85点かなあ。

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