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ゲド戦記

Images製作:鈴木敏夫
監督:宮崎吾朗
脚本:宮崎吾朗、丹羽圭子
原作:アーシュラ・K・ル・グウィン
原案:宮崎駿
美術:武重洋二
音楽:寺嶋民哉
出演:岡田准一、手嶌葵、田中裕子、香川照之、風吹ジュン、内藤剛志、倍賞美津子、夏川結衣、小林薫、菅原文太

あちこち旅する中盤までは並の評価。
しかし中盤以降、物語が動き出すに従って、ん?んんんんんん?
なんか変だな。
特にクライマックスのあたりになると腕を組んで考え出してしまった。

「時をかける少女」は、期待せずに行ったら大当たりだった。
「ゲド戦記」は、とてつもなくヒドイのを覚悟して行ったら、さほどでもなかった。w
観賞前にちと他人の評を入れすぎたきらいがある。
ある人がゲドの酷評に触れて「未見ながら、ハリウッド映画を見に来てソラリスをやってたので評価が低いのかも」と書いていたので、そうかな、と一瞬思ったが、シネスケで3を付けてる面々は、私も信頼している評者ばかり。
よっぽどダメなんだ、と思ったが、よく考えれば3なら並って事じゃないか。
まあ3以上の評者がいないってのが不安要素だったが、観賞したら納得した。

恐ろしいことに、とりあえず映画になってる。
サラリーマンからジブリ博物館館長に転職、そして初映画監督。
映像畑を歩いて来たんならともかく素人の二代目を連れてきて、とりあえず映画になってるというジブリの底力に感嘆する。
しかし監督が大きな要素を占める脚本、レイアウト、演出の三点が低レベル。
そのため前半の放浪シーンは気にならなかったが、物語が動き出してからはカット毎に情報が絡まってないし単に並べただけだし、クライマックスはどっかで見た(というより宮崎アニメのクライマックス各種の焼き直し切り貼り)ものばかり。宮崎駿は少ない絵で状況を一目で理解させる力があるけれど、素人にはおいそれとマネの出来る技術じゃない。塔の上にゲドを救いにアレンとテルーが現れたシーンなど、「おまえらどっから現れたんだ」心の中でツッコミ入れてしまった。そりゃラピュタのパズーとシータがバルスを唱えるシーンをモチーフにしてるんだろうが、突然そのカットを持ってこられてもなあ・・・・
また、エピソードはたしかにゲドの話の切り貼りなんだけれど、テーマがどう見てもゲドじゃなくてマンガ版ナウシカの劣化版か、いやシュナの旅かと思っていたら、本当に原作:ゲド戦記、原案:シュナの旅だった。ル=グインに殺されるぞ。

見るのが苦痛に感じるってわけでもないが、良いところもない。
ああ、だから評価は5段階の3なのか。

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