時をかける少女
監督:細田守
脚本:奥寺佐渡子
原作:筒井康隆
美術:山本二三
音楽:吉田潔
出演:仲里依紗、石田卓也、板倉光隆、原沙知絵、谷村美月、垣内彩未、関戸優希
<公式サイト>
すばらしい
元々見に行く予定だったけれど、公私ともに多忙なため足を運べなかった。
いいかげん精神的に腐ってきて、なんでもいいから一作でもマシな映画を見なければと思っていたときに、ある人の日記を目にした。
昔々、パソコン通信だったときから、私は感性の信頼できる評者の反応をアテにして映画を鑑賞していた。
自分の情報収集だけでは、取りこぼしも出るし、ハズレも引くからだ。なにせ時間は有限だし、公開される映画は、それこそチェックしきれないくらい多い。
この人が2回見に行くなら、そう思って神戸での打ち合わせの帰り、テアトル梅田のレイトショーで観賞した。
すばらしかった。
貞本絵がマッドハウスのタイミングで動くのに最初違和感を感じたが、それはすぐに慣れた。
コミカルな演出に笑い、そして泣けた。
原作とも大林版とも違うのですね、この映画は。
例によって事前情報全く無しだったので、途中で芳山和子が出てきてやっと合点がいく。
ああこれは”時かけ”というよりも、”サマータイム×トラベラー”だなあ。
DVDを買う価値がある。というよりも、もう一度みたい。
青春してるなあ。
何回リセットしたって人生は思い通りにはいかないが、それは悪いことじゃない。
名前だけ知っていて作品は見たこと無かったけれど、細田守監督は上手い。
しかしこれの美術は山本二三、男鹿和雄、武重洋二、小倉宏昌、平田秀一、串田達也、加藤浩って・・・
なんで美術監督クラスがゴロゴロと普通に美術やってるんだ。
そりゃ、クオリティ高いわ。
そうそう、スタッフロールが終わるまで誰も席を立たなかった映画なんて、最近まったく記憶にない。客層も幅広かった。
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