2006/6/29
朝から神戸へ。
昼食は陸運局の地下食堂でエビフライ定食。
ここの食堂も震災の液状化で建物自体がゆがんでいて、
最初に来たときは平衡感覚がおかしくなって酔いそうになったが
いまではすっかり慣れてしまった。
16時ごろ作業終了。
19時ごろ帰宅し、早々と寝る。
いまだ風邪治らず。
朝から神戸へ。
昼食は陸運局の地下食堂でエビフライ定食。
ここの食堂も震災の液状化で建物自体がゆがんでいて、
最初に来たときは平衡感覚がおかしくなって酔いそうになったが
いまではすっかり慣れてしまった。
16時ごろ作業終了。
19時ごろ帰宅し、早々と寝る。
いまだ風邪治らず。
- きっとこの世界では『ブルーシティー』も『ボルドー』もきちんと完結してるし、『デビルマン』はまともに映画化されているに違いない。 - シュレディンガーのチョコパフェより
激しく興味が湧いたその世界。
数年前だったらここに『ダークウィスパー』も加わっとったんだろうか?
短編集。いずれもそつなく上手く、面白い。
マジメな作家だというのがよくわかる。
サンテレビは阪神の御用TVである。
星野阪神の優勝以来、その地位は揺らぎつつあるが、
試合前の練習からヒーローインタビューまでしっかり
放送するサンテレビと延長したりしなかったりの他局とでは、
あまりにも格差が大きく、今年あたりやや取り戻しつつあるようだ。
そのため、野球シーズンのサンテレビの番組表ほどアテにならないものはない。
何の気なしに1時間10分遅れの涼宮ハルヒの憂鬱を見た。
なにこの押井アニメ。
P2の高速道路シーンでBDの認識論談義をやっとる。
音楽までBDっぽい。
それはそれとしてこの高速道路、なんか見覚えがあるような・・・デジャヴ?
なんか街並みにも見覚えがあるんだが・・・・屋上も。
(20世紀末の阪神百貨店屋上のため、現在のものとは異なります)
う〜む、梅田のビル街をダイダラボッチが破壊していく・・・紀伊国屋全壊だな。
これの舞台って阪神圏だったのか、知らんかった。
てことはハルヒが万能感を失った球場は甲子園か。5万人だし。
ところで先日気が付いたのだが、私が阪神ファンでないのは
実家でサンテレビが映らなかったからだな、たぶん。
朝倉-長門組はハイペリオンだとして、朝比奈は実年齢不詳の未来人ってことで
小松左京の時間エージェントなんかねえ。すると実際の年齢を聞きだすには
ゴニョゴニョで、その結果は恐るべき・・・でも年相応に成長しとるからな。
朝、駅売店にてスピリッツとカロリーメイトゼリー。
昼食は喫茶店で照焼チキンと1/2ハンバーグ。
19時半まで仕事して帰宅。
甘崎さんにモンティパイソン・フライングサーカスは1~3期まで持ってるとメールを送ったが、
良く確認すると4期まで持ってた。しかも4期、パッケージも開いてない。orz
なんで3期まで見て4期は見てないんだろう?
ジョン・クリーズがいないからか?
ポートワインを飲みながら、モンティパイソン・レアリティーズを観賞。
あ~数日ぶりの酒だよ。
ジョン・クリーズ、おもろいな。
アット・ラスト・ザ・1948ショウDisk1観賞終了。
ヨルダン人乱入ネタってコレが初出なのか。
朝から病院へ。
とっとと終わるかと思ったらレントゲンを撮られて時間がかかった。
気管支炎の治りかけ、リンパ線腫れてる。
あとは直っていくでしょうってコトで注射を打たれた。
不思議なことに、こういうやばげな時に医者で打たれる注射は画期的に効く。
病院にすらたどり着けるかと思っていたのに、妙にシャッキリ。
でも立ったら風邪に揺られる柳のようにフラフラで妙な感じ。
昼から事務所へ。
19時頃まで仕事して帰宅。
薬が切れてフラフラだった。
明治初期、三十六人の美女を書いた錦絵のモデルが連続して殺される事件が発生。
被害者の遺体はバラバラになって稲荷の境内に棄てられていた。
元公家の九条は、友人の妹藤下珠子が錦絵のモデルになっていて、次は自分ではないかと怯えていると聞かされ励ますも、ついに珠子も行方不明となり、稲荷の境内で手足だけが発見される。
ミステリとしては半分くらいでネタが割れた。
そもそも手足が見つかった段階で、死んでると断定する推理小説読みは居ないだろ。
大男の裏に黒幕が居るのもミエミエだし、ミステリとしては普通の出来ではないだろうか。
全般的にはライトな京極堂といった味付け。面白くはあるが、いま一歩物足りない。
まあ「慟哭」と「プリズム」しか知らんかったんで、貫井徳郎がこういうのを書いてることに驚き。
新装版。
これ、99%のトラブルもファントムレディも両方入っとるんやね。
旧版はすぐ取り出せる位置にあるが、買っても良いかな・・・・
ウェンディを高校図書室のSFマガジンで読んでた頃を思い出すなあ。
暗い横顔の天使の「計画は緻密に、行動は大胆に」なんてセリフは今でも好きだなあ。
20年前の話か。
思えばこのへんから遅筆王火浦功の片鱗が現れてたんだねえ。
挿絵は内田美奈子が復帰してるんだから書いて貰えばよかったのに。
そんなに絵柄もかわっとらんと思うが。
37.5℃・・・ビミョーだ。
今日は会社のレイアウト変更日。
朝から事務所へ行くが、あからさまに体調が悪いので10時半に追い返される。
アフタヌーンと風邪薬、素麺を購入。
素麺を食し薬を飲む。
1時間もするとかなり楽に。ああ、医学ってすばらしい。
鼻と喉をやられると呼吸が苦しくて、楽に寝ても居られないんだよね。
24時、38℃。下がらんなあ・・・・
顧客へ行かなければいけないので意地で出社。
体温はかろうじて38℃を切った。
が、メールを確認すると相手の都合で予定が順延されていた・・・
これならば来なければ良かった。
定時までになんとか仕様書の修正一本を終わらせ、送る。
熱が出た。
運が良いのか悪いのか、たまたま昨晩の7時にWILLCOM STOREから出荷の知らせが来て、朝から電話が使えなくなっていた。
普通の勤め人には問題ありじゃないか、この方式?
前の前の機種変・・・たしか松下のfeelH'からHフォンに変えたときは、前の機種も電源入れたら通話できていたが・・・あれはあれで問題有るけど。
早朝の内に黒猫がWX310Kを置いていった。
夏場の発熱は苦しい。
中から暑くてクーラーかけたいが、冷風に当たっているとみるみる体調が悪化して行くし・・・
電気屋にも行きそびれていたし、機種交換の時間も取れなかったのでWILLCOM STOREでWX310K京ぽん2を買った。長らくW-ZERO3にしようかどうかずっと悩んでいたんだけれど、結局「あれは携帯電話じゃねえ」という結論に達した。もっと電話機能とWindowsの親和性が良ければ良いんだが・・・
で、たまたま昨日から風邪を引き、朝起きたら38.7℃だったため、仕事を休むことに。
そして朝、会社に電話しようとしたら繋がらない!
どこにかけても話し中。
これが噂の魔の空白時間か・・・・・
で、自室で寝ていたら朝のうちに黒猫が京ぽん2を届けていった。
電話が繋がらないのはいささか不味いので、とりあえず使えるようにしたが、いやこれはなかなか快適。京ぽんのあのもっさり感が微塵もない。サクサク動く。ブラウザも速い。すばらしいね。
京ぽんにくらべるとでかく感じるのは、エッジの立ったデザインだからかな。
妻の自殺をきっかけに、閉門蟄居の日々を送るかつての天才デザイナー。
ある日、彼の下へかつての上司が訪ねてきて、500万を棄てたいので手を貸して欲しいと、妙なお願いをする。
やがて彼は一枚の絵画を巡る騒動に巻き込まれ、そしてその先に妻の死の本当の理由がかいま見えてくる。
これもまた佐藤マスターに借りた本。
藤原伊織はテロパラが乱歩賞、直木賞を受賞した頃、2冊ばかり読んだことがある。
テロパラは面白かった。
しかし同時期に読んだ本は良い出来だったものの、あまりにもテロパラと携行が似すぎていて、以後読まなくなった。
この本もそう。
一種世捨て人のように生きているナイーヴな男の元へ、過去からの死者がやってくる。
違うのはアンハッピーエンドだってことか。
でも単体で見れば非常に面白い本だった。
しかし現実と辻褄を合わせるために向日葵を焼いてしまったのはどうかな?
リンク: デイリースポーツonline.
阪神の久保田智之投手(25)と今岡誠内野手(31)が22日、出場選手登録を外れた。
久保田は21日にベビーカーから落ちそうになった娘をかばおうとして、右手甲を地面に強打。この日、大阪市内の病院で精密検査を受け「右手第4、第5中手骨骨折」と診断された。ギプスでの固定期間が4週間は必要で、前半戦の出場は絶望的となった。
エアコンのリモコンが不調。
7〜8年前のSANYOのエコ大賞を取ったとかいう代物だが、
このくらいの時期になってくると操作はリモコンでしかできない。
本体には主電源ボタンがあるのみ。
おまけに温度センサーがリモコンの方に付いているので、
なんとか付けられたとしても温度調節がむちゃくちゃなので、
暑かったり寒かったり。室温31℃じゃエアコンつけてる意味ねぇ。
おかげでなかなか眠れない。
朝礼のスピーチを考えながら出社。
駅売店にてカロリーメイトゼリーとスピリッツ購入。
昼食は富品にてサービスランチ(麻婆茄子、酢豚)。
夕方コンビニでサンドイッチとカレーパン。
22時まで仕事して帰る。
エスパック買い忘れた・・・・orz
深夜、DVDをあさっていてアベノ橋の1巻が再生不能であることに気付く。
う〜ん、1年経ってないのに・・・やはりDiskは日本製でないとだめか。
Fateの2枚目もダメになってたんだよなあ・・・
朝方までDVDを焼いていたので10時頃起床。
いろいろやっている内に1時半になったので何でも言って委員会を見る。
それから少し出かけて、夜にはクロアチア戦。
大黒はもう少し速めに投入しておいた方が良いと思ったがどうか。
テポドン2、なかなか撃ってこないなあ。
あれって一回注入したら撃つか現地で自爆するかの凶悪な燃料だったと思うが。
タンクと配管が何日持つのかねえ。
うわ、なんじゃこりゃ。こりゃ推理小説でも探偵小説でもねえ。w
フロムダスクティルドーン並に前後でばっさりジャンルが変わっている。
はげしくオモロイが、こりゃあ推理小説ジャンルしか読んでない人間には大不評だろうなあ。
どうせならもっとこの路線で書いて欲しいが・・・一般受けはしないか。
朝松健ファンとしては、くろみ様=ニャア君のあたりで激しく爆笑してしまった。
あまつさえ真言が「不倶隷 目楼那詞 朱誅楼 楼楼隷 阿伽不那瞿利 不多乾」て。
イア!イア!
深酒が祟って6時過ぎに目が覚めるも、ミネラルウォーターを大量に飲んで寝直す。
10時頃起床。
疲れが溜まってるのと酷い雨なのでベッドでウダウダしながら桜宵を読了。
昼下がり、あきらめて事務所へと向かう。
珍しいことに事務所には5人も人間が居た。
社員が3人と、お客さんが2人。
土曜日に打ち合わせしてるとは・・・・
それはそれとして、やっぱり居るO君。
明日も出社するのか・・・・ええんかそれ・・・・・
状況を整理し、スケジュールを調整、月曜日の準備をして20時頃事務所を後にする。
気にはしていたが忙しすぎて放ったらかしにしていた甘崎さんへ送る荷を作成する。
ハルヒ11話までとと夢使い5話とFate5話、WetWing2を3枚の計7枚。狙い目はど~なんかねえ。
次はR.O.Dでも送ってみようかしら。
ついでに不調だったCF-W2Aをリカバリして初期状態に戻す。
う~ん、W2はDVD-ROMって点だけ不満だなあ。
メモ
ドイツ語版ハートマン軍曹(http://www.youtube.com/watch?v=VoMlD2bzIJ8&search=full%20metal%20jacket)
スペイン語版ハートマン軍曹(http://www.youtube.com/watch?v=XxbUNAJnFoE&search=full%20metal%20jacket)
昼食は喫茶店にて豚肉岩塩焼き+1/2ハンバーグランチ。
午後から神戸へ行き、17時半、某居酒屋にて6時半までの
生ビール100円引きセールでしたたかに飲む。7杯くらい?
いろいろあって帰宅したのは24時。
なるほど。
格好いい女性はいいねえ。
最初の一編は読むのに苦労したが非常に面白かった。
石動じゃなく水城主人公で何作か書けばいいのに。
早くに打ち合わせが終わったので神保町書泉グランデで『鏡の中は日曜日』『樒/榁』を購入し、帰りの新幹線で読了。
17時ごろ事務所に帰着し、21時半まで新PCのセットアップいろいろ。
23時過ぎまでBar P R O O F で飲んで、やってきた後輩から事務所の鍵を受け取って帰る。
佐藤マスターに『美濃牛』『鏡の中は日曜日』『樒/榁』をお貸しし、かわりに文庫を三冊借りる。それに加えてバランタインの皮製ブックカバーをもらってしまった。
タンカレーベースとゴードンベースのジントニック
山崎の炭酸水で割った山崎12年のハイボール
それぞれ中途半端なリンクウッドとトミントールは、交互に飲むと妙に補完しあって美味かった。
シャンパン-パイパーエドシック-
炭酸系の酒ばかり飲んだのでいささか酔っ払った。
うい。
今週も東京へ。
もはや半分寝てても都庁近くまでは来られるな。
昼食は富士蕎麦でカツ丼セット(もり蕎麦)。
遅くまで打ち合わせし、阿佐ヶ谷の宿へ向かう。
例によって1Fのバーで軽く飲んで部屋に帰るが、
やはりホテルでは寝付けない。
『美濃牛』読了。
ドタバタした日。
つ~か俺は一体なにをやってるんだろう?
ここのところ、とんと実作業なんかやっちゃいない。
折衝と打ち合わせとリスケの日々・・・むぅ・・・・
↓現在進行中
ドタバタし、夕方からナイロビの蜂を見にアポロシネマ8へ出向く。
ポイントで観賞。
阿倍野再開発で翔屋が阿倍野筋に移転して久しいが、バブルは崩壊して予算もないってのに大阪市はなに考えてるのかねえ。『アベノ橋魔法☆商店街』の惨状は現在進行形だ。
のわりにグリルペリカン、じゃなくてマルヨシは移転しなくて良くなったって聞くし・・・ど~なってんだ?
夜にはF1を見ながら報告書を書く。
2時には書き上がると思ったら3時・・・
午前中は所用。
午後から事務所へ。
情報が少なく煮え切らないまま仕事し、23時半、終電が危うくなったので帰宅。
一人なら朝までやって始発で帰るところだが、O君がいたのでいたしかたない。
謎の事故で妻を失った在ケニア英国高等弁務官ジャスティンは、死後続々と出てくる不倫をほのめかす証拠物件を前に熊手を手に狂ったようにガーデニングを・・・
甘崎さんのすすめで、公開終了間際になんとか見た。
ハデなシーンはないが良い映画だった。
原作は私が唯一サインを持っている作家ル・カレ。
大きな世界の中で小さな、しかし当事者達にとっては想像を絶するほど大きな事件が起こり、コトが終わっても状況は何も変わらない。
中学の時に初めて『寒い国から帰ってきたスパイ』を読んだときにはカルチャーショックだった。
映画はDVD化されてないな・・・
朝から見積書作成。
午後から神戸へ。
18時半から23時半まで摂津本山の養老の瀧で
統括部長、部長代理と飲む。
養老の瀧で3人で\17,000ってあきらかに飲みすぎだ。
大阪駅で終電なくなる。
朝5時半に起床。
どうしたものかと苦しみ、起き出して駅前の富士そばで玉子ソバ。
昼食はカレーハウスCCで中辛。
16時くらいに終了し、一瞬どこかへ寄って帰ろうかと思ったが、
そのまま帰宅しても8時半であることと疲労しきった状態を考慮して
おとなしく帰宅。パソコンも不調でネットに繋がらない状態なので、
ひたすら本を読んで、寝た。
2時間半もあると抜けて水分不足になるまでのサイクルが
完了してしまうので、新幹線でビールを飲むのは好きじゃない。
が、あなご飯でモルツを500ml。そうかこっちは丹沢の水か。
しかしなぜか奇怪なことに帰宅したら24時だった。
心斎橋で途中下車し、Bar Neet 2ndとPROOFに寄っていたからだ。
PROOFのカウンターで酒と一緒に出された折原一の『倒錯のロンド』読了。
なにやってんだか。
朝から新幹線に乗り、えっちらおっちら東京へ。
今日からクールビズとの事だったので、新宿西口でシャツを買う。
昼食はCCなるカレーハウスにて中辛カツカレー。
19時くらいに開放され、何を食うか迷い、さまよい歩く。
阿佐ヶ谷駅前で道に迷い(?)、やっとこさラピュタを発見するが、
掛かってるフィルムが濃すぎて(1950年代の東京物)パス(ぉ
もう日和ってなか卯で親子丼でも食ったろか、と思ったが、
なんで御江戸で関西企業の飯を食わねばならんのかと
考え直し、安い江戸前のすし屋へ。
しかし江戸スタイルのすし屋は私には合わなかった。
客も店員も対等である大阪スタイルに慣れた身には
大将が偉そうにしている店はあわん・・・・
まあ大阪にも大将がうるさい店っちゅうのはあるけどね。
これで味もよかったんならなあ・・・まあ激安の店だったから
味を求めちゃいけないんだろうが。
そして22時くらいから泊まっていた阿佐ヶ谷スカイコートの
1FのBar 我楽多で6杯ばかり飲んで寝た。
阿佐ヶ谷の駅前はけっこう濃くて面白い。
インテリアショップの店先に二十数年前のうる星のポスターが
張ってあって思わず足が止まったり・・・ま、確かにインテリア、か。
午前中は会議。
昼前から会社のLANが不調。
夕方から神戸へ。
摂津本山駅前の甘太郎で6時〜9時くらいまで、
統括部長、部長代理と飲む。
2時間ほどしか寝ておらず、翌日は東京だったので
そのまま帰宅。1時には寝る。
土曜日、PROOFの佐藤マスターに「感想を聞かせて」と言われて貸してもらっていた「脳男」を読み終え、帰宅途中の地下鉄で読む本が無いことに困り果てた私の足は、自然とPROOFへ向いた。
なにがしか飲み終えた頃、マスターが棚から一冊の文庫本を引っ張り出して来た。
聞けば知り合いが面白いからと貸し付けていったものらしい。
いまは重たい本を読む気分じゃないので、先に読んで感想を聞かせてと渡されたその本、「ハサミ男」のページをさっそくペラペラとめくってみる。事前知識のない本をチェックする場合、私はまず献辞と解説ないし後書きを見ることにしている。いつものセオリーに乗っ取って表紙を開き献辞をチェック。藍上雄・・・どこかで聞いた名だな・・・解説は小谷真理・・・シャア好きのSF評論家か・・・最初の方を軽く読んでみる。文体は好みで導入も良い。
でもこれはどっちかというと私向きで、佐藤マスターの好みではないんじゃなかろうか・・・
つらい毎日を送る中、心が癒されるのは良質な映画や書籍に出会ったときである。しかし、本当に良いと思える
映画も書籍も、年に何本も出会える物ではない。
この日の私は幸運だった。東京へ向かう新幹線の中、30分ばかり読んで時間をつぶして、それから軽く寝て
打合せの作戦を考えようと思っていた。
だけれどもそうはならなかった。
中盤まで読み進んだ「ハサミ男」があまりにも面白く、途中で止められなくなったから。
横浜当たりで読了してしまった。読み込んで頭の中に描いていた構造がガラガラと音を立てて壊れ、再構築されていく快感。
とまどいながら前半の方を読み返し、その見事な仕掛けに感嘆してしまった。仕掛けの一部に、読者である男(つまり私)の勝手な先入感が大きく利用されているのも評価が高い。
しかしあからさまにディプトリー・Jrの名前なんぞ出して臭わしてるのになぁ・・・
エクセレント、というには推理小説だけに真犯人の心理描写が弱いという逃れられない欠点があるが、主人公の連続殺人犯「ハサミ男」の魅力はそれを補ってあまりある。
この小説、映画化されているらしいけれど、どうやったんだろう。
大ネタが映像にするとモロバレなんだが・・
私はギリアム作品が好きなのであって、ギリアムが好きなのではない。
まあスペイン宗教裁判とか裸オルガンとかのスケッチも好きだけれど、
別に創作者の実態を見たい訳じゃない。
しかしそろそろ『ローズ・イン・タイドランド』の公開も近づいてきたことであるし、
ここのところ血中ギリアム濃度が下がってきたので長らく未見だったこれを見た。
まあ何が起きたかは額に当時のニュースで知ってたんだけれども、
こうしてドキュメントになると・・・なにこの洪水?
ロシュフォールの病気はともかく、おもな原因はロケ地の選択を間違ったというのが大きいんじゃないかなあ。
先天性の異常により超人となるというのはアメコミの手法では?
文章は面白いんだけれども、ネタ重視で取って付けたような展開が目についてどうにも。
乱歩賞作品ねぇ・・・
18時までに資料を直して『ナイロビの峰』を見に行こうと思ったが、
完了したのは18時45分。ああ、映画始まってるなあ・・・・・
しかし日曜なのにアタリマエのように事務所にいるO君・・・オメエ大丈夫か?!
なんかさっぱりしない気分なので風呂屋へ。
スッキリしてコンビニでビールと肴を買い込み帰宅。
この日、甘崎さんから送られてきたDVDを見る。
アニメ夜話。「ヤッターマン」は笑いながら主題歌を口ずさみながら見ていたが、
「王立宇宙軍」で燃え、「イノセンス」を真剣に見、酒が進みすぎてしまった。
ビール1リットル+バカルディ8をダブルで4杯。