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R.O.D 第十一巻

最初、女子高生作家と本好き臨時講師の本にまつわるスラップスティック・コンゲームだったはずが、いつのまにか人類創世の謎に迫っていた・・・
中国奥地でジェントルマンと邂逅を果たした読子。しかしジェントルマンが感情論の説得に応じる筈もなく、置き去りに。
一方、おばあちゃん一行は黙々と地上を約束の地へと向かう。
本ばかり読んでもなにも変えることが出来ないと落ち込む読子だが、原点に返って考え直し、立ち寄った廃村で見つけた私書本の助けもあり、自ら立ち直って空へと飛び立つ。
そのころジョーカーは黙々とジェントルマン核攻撃の準備を進めていた。
事件が進展する今と、読子が大英図書館に就職する数年前とが並列で描かれ、なかなかにおもしろい巻だった。次巻でドニーを殺すところがクライマックスにくるわけやね。

この巻で、紙使いの能力が発動する条件が書かれているが、どう考えてもかつての私は紙使いになりそうな・・・・

R.O.D 第十一巻
R.O.D 第十一巻
posted with amazlet on 06.04.29
倉田 英之 (有)スタジオオルフェ 羽音 たらく
集英社 (2006/02/24)

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