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クリスタルサイレンス

火星の極冠で凍り漬の生物の殻が大量に発見された。
中身が空洞だったことから、それらは何者かに食われた残骸の貝塚だと考えられ、急遽日本から縄文時代の世界認識について研究する若き女性研究者が現地に派遣される。
火星では貴重な資源をめぐって各国の水面下での争いが続いており、危険な場所だった。
さらに世界最大の軍需企業総帥の思惑とネット上の人格達の戦いもからみ、彼女は数々の危機にさらされることとなる。

『ハイドゥナン』が良かったので、著者の初長編作品であるこれも読んでみた。
なるほど、長編処女作だけあって色々詰め込まれている。
現代文明の視点からは捉えられない縄文文化の精神的背景や、サイバーな情報生命体から火星の古代文明まで。それこそギリアムからホーガンから、なにからなにまでぶち込んで煮込んだ感じになっている。
それでも社会描写が80年代臭いくらいに古くさいことを除けば、なかなか良い小説だった。
なるほど、『ハイドゥナン』では欠点が克服されてるわ。

クリスタルサイレンス〈上〉
藤崎 慎吾
早川書房 (2005/11)
クリスタルサイレンス〈下〉
藤崎 慎吾
早川書房 (2005/11)

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