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嵐が原

表題作は掲載が89年だからもう16年半も前の作品。
ページを開くと確かに読んだ記憶がある。
人間には生きる理由が必要だ、とか、渇望とかルサンチマンとか、真剣に考えてたこともあったなあ、俺も。
作風はまんまグリーンウッド。
二編目「満月ドライビング」1997年。いきなり8年あいている。
鈍感な男にほのかな恋心を抱き続けた幼なじみが、ある日ついに行動に出る話し。
雰囲気がよい。絵もなんか、こなれた感じがする。
三編目「水妖物語」那州雪絵には妖怪も宇宙人も出てこない話は書けないんだ~!っつうのはグリーンウッドの中での自虐的な冗談だったっけ?ともかく、田舎から出てきて就職した女の子が、アパートの脇を流れる川の流れに、小供の頃の名も知らぬ友達の事を思い出す話し。割と初期の頃に書いてた雪女の出てくる短編が結構好きだったけれど、あれは妖怪オチだがこっちは科学的にオチている。
( ´∀` )bどんと来い、超常現象
だけど階段に水滴垂らしたのは誰よ。

嵐が原
嵐が原
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那州 雪絵
白泉社 (2001.12)
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おすすめ度の平均: 5
5 12年待った!
5 少年の目は、あまりにも真っ直ぐで。

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