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戦う司書と恋する爆弾

私には短期集中型の傾向があって、今はほんの少しラノベをまとめて読もうかなという気になっている。
そして先日あるサイトで評価の良かったライトノベルを4冊仕入れた。これはその内の一冊。
新人さんの大賞受賞によるデビュー作とのことだが、文学部卒にしては文体が甘い気がする。
作中に格式張った文章が出てくるのだが、どうにも“小供の書いた公式文書”という感じでしっくりこない。
導入部からの主人公達が人間爆弾であるという設定にも、武装した戦う司書達が死んだ人間の記憶が閉じこめられた“本”を管理し、大きな力を持っているという設定にも、特に目新しさを感じなかった。
しかし終盤、緩やかに張られた伏線が、わりと素直に解きほぐされていく課程でやや刮目。
物語が倒立してるのか・・・ネタ的にはちょっと面白いかも。
読む価値は十分にあった。
ただ文章力が、一昔前ならばまだまだデビューレベルじゃないんだよなあ。

戦う司書と恋する爆弾
山形 石雄
集英社 (2005/09)
おすすめ度の平均: 4
4 切ない物語

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