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ALL YOU NEED IS KILL

謎の生命体に侵略される地球(作中でそれは異星人のものと明かされる)。抵抗する統合防疫軍は苦しい戦いをしいられ、じわじわと人間の領域は狭められていた。
訓練施設を出たてのケイジは初めての実戦で関東地方防衛の為の激戦にかり出され、泥沼の戦いの中で何体かの敵を倒すが、自らも命を落としてしまう。そして、兵舎のベッドでぼんやりしている自分に気が付く。そこはあの激戦から二日前の世界だった。
ネタ一発勝負と言えなくもないが、おそらくは作者がやり混んだであろうゲームや、戦争映画の知識が凝結、熟成しており、しっかりとした作品になっている。文句なしに良作。
イラストは安倍吉俊で得点が高いが、正直イラストに助けられるほどレベルの低い作品ではなかった。
後書きを読んでも感心。何度もGAME OVERを迎えながらクリアしたゲーム中で、英雄として扱われるのが気に入らなかった。違う。俺はヒーローじゃない。ただ、何度も繰り返し、指に肉刺を作り、努力の末に結果を出したのだ。俺は勇者なんかじゃない。なるほどなるほど。
文章もこなれていて読みやすいし構成もしっかりしている。
あたりだった。

ALL YOU NEED IS KILL
ALL YOU NEED IS KILL
posted with amazlet on 05.11.20
桜坂 洋
集英社 (2004/12)
売り上げランキング: 10,918
おすすめ度の平均: 4
4 戦場において
4 面白く読める本
4 それだけがぼくにできることなら。(本文中より抜粋)

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