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英国占領

産経新聞の書評が良かったので買った本。
たしかに面白かった。人間が書けているし、社会も多様だ。
なぜかしらないが、冒険小説の類は英国が強い。
米国人作家が書くそれらの小説は観念的で理想的で地に足が着いておらず、妄想の域を出ない物が多い。
トム・クランシー等は、その辺を現場の人間を克明に描写することで回避している・・・いや、いたが・・・
これは英国人作家マリ・デイヴィスの著作。
英国がナチスドイツに占領され、ヨーロッパの戦場で捕虜となった主人公はドイツ語が堪能だったため、労働キャンプで文字通り死ぬまで働くか故郷でドイツ軍の通訳として働くか、二者択一を迫られる。
故郷に戻った主人公は占領者の手先として白い目で見られるが、本人はいたって無思想である。
ただ、故郷の現実を知り、友人たちに巻き込まれてレジスタンス活動に傾倒していく。
大上段に振りかぶった決意のないナチュラルな考えの変化が良い。

英国占領 (上)
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英国占領 (下)
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