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TOKYO WARS

TOKYO WARではない。
旧レイド・オン・トーキョウの改訂版。
199X年、左翼連立政権となった日本は日米安保を破棄、即日ソ連軍が新潟に上陸してくる。
黙視を決め込んだ政治家達を前に、独自に抵抗を始める自衛隊だが、政府からは叛乱呼ばわりされてしまう。警察との衝突、書類主義の弊害、法整備の遅れなどによって、自衛隊は大きな損害を出し、先行して進入していた特殊部隊に、首都の官公庁まで制圧されてしまうが・・・
ヒーローがいないのがいい。奇襲で制空権を奪われ、ばたばたと死んでいく。突如現れたソ連戦車になんだなんだと野次馬に来ては、機銃でなぎ払われる一般市民。自衛官も心の準備など出来ておらず、続々と逃げ出す。しかしそんな状況の中でも、なんとか自衛隊は組織としての体裁を保ち、戦線を維持しながらじりじりと撤退線を繰り広げる。
激しい戦闘の中で何度も逃亡を試みたり自殺しようとしたりしながら状況に流され、最前線で戦い続ける佐藤大輔一尉の描写が良い。

TOKYO WARS
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4 緻密なシナリオと鉛筆画のような絵
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3 ソ連が攻めてくる話

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