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ミナルディ・コスワースはアメリカGPでの出来事を振り返り、次のコメントのみを発表した。
ポール・ストッダート、チームプリンシパル
「まず初めに、インディアナポリスに集まってくれたファンや世界中のレース観戦者に、今日の午後の“茶番”について心から謝りたい。F1が政治に関与されない、歴としたスポーツであることを証明する必要があったが、あいにくそうはならなかった。レース前、参戦10チームのうち9 チームが安全性を懸念して、最終コーナーの手前に臨時のシケインを設けることを提案し、それができないのならレースに出場しないという方針で合意に達した」
「しかし、このアイデアはFIA会長のマックス・モズレーによって却下されてしまった。単刀直入に言うと、レースは中止すると言われたんだ。考えようによっては、そうなるべきだったかもしれないね。だが中止は、このスポーツやアメリカ国民、そして世界中のF1ファンにとっては明らかに最善策ではないというのが私の見解だった」
「ミシュランタイヤを使用しているチームには心から同情し、レースを終えても満足も喜びもない。だいいち今日の午後の出来事はレースと呼べるのだろうか? ちなみに誤解のないように説明すると、我々はジョーダンが今朝の決定を覆し、レースに出場することが明らかになったため、参戦を決めたんだ」
「私は愛すべきこのスポーツが政治によって破壊されないよう、今日の出来事が価値のある教訓になればいいと心から望んでいる。アメリカGPが通常通り行われるための解決策もあったのに、それはFIAから認められず、自分たちとは無関係だと判断したフェラーリからも支持を得られなかった」
シケイン設置の提案に同意しなかった1チームとは、無論フェラーリ。
ただ、予選とレイアウトが違えばノーポイントレースとなるので、
追い上げているフェラーリとしては当然の選択とも言える。