Blow up!

８０年代の後半、細野不二彦が連発していた良作のひとつ。
音楽で身を立てることを夢見るジャズマンを主人公にした物語。
大学を中退し、いつしかアルバイトにおぼれサックスの練習もしなくなり、
一念発起してキャバレーのバンドの代打をやり、スタジオミュージシャン、
アイドルのバックバンドと夢と現実を折り合いつけ、
色々なものを捨て去りながら、迷いつつも前進する主人公。
むろん当時単行本を買ったけれど、ビッグコミック系でよくあることだが、
一冊に入りきらない分、何話か収録されていなかった。
本を分厚くして単価を上げるということをしないんだね。
この文庫版には全話入っていると聞いて購入。
読みふけってしまった。
いか〜ん、仕事に行かなければ！
「あどりぶシネくらぶ」といいこれといい、この頃の細野不二彦は良かったなあ。

Blow up!

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細野 不二彦
小学館 (2001/06)
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