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ギャラリー・フェイク

「ジパング」と放送時間がかぶったため録画はしなかったが、
細野不二彦ファンとして押さえてみた。

これだけ良作ばかりを連発し、ただ“終わっている”だけの最終回が多い中、
GuGuガンモのごとき20年後の今思い出しても涙腺がゆるんでしまうモノを描き上げた職人漫画家、細野不二彦。
コミカル忍者モノであった「さすがの猿飛」において、終盤いきなり人生に
なにを掛けるか、ソフトでありながらあまりにも深い展開に持ち込んだ細野不二彦。
かの人の原作になるTVアニメとして、これがやっとの3作目である。
まあアニメ化よりドラマ化の方が似合っている作品を描いていたとは思うが。
で、美術界を題材とし、これをネタにしたと思われるTVドラマすら
遠い昔に作られ忘れ去られた今、やっとのご登場である。
1話はメトロポリタン美術館の天才キュレーターだったフジタが、
美術館を追われる原因となった「積み藁」の話しである。
もっと暖機運転が終わってからにしたらいいものを・・・
だいたい深夜に放送されるアニメーションなぞ見るのは、
はなから原作読者に決まっている。
そりゃあ「お兄様あぁ」「私の僕ぇ~」「猫耳モ~ド」とかいうような
特殊ジャンルならば別だろうが。 (´ー`)y─┛~~
結論から言えば、筋をなぞっただけである。
原作に置いてフジタはヒトである。
常に善の判断をするわけでもなければ、悪党でもない。
いやたぶんに悪党ではあるのだが・・・
そうした一面的には割り切れない所がこの作品の魅力であり、
とくにこの話しはフジタの過去に対するコダワリと今現在の勝負との
折り合をつける葛藤が面白かったと思うが・・・何もなかった。

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