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カンフー・ハッスル

mo3128-s
公式サイト
1月9日21時10よりアポロシネマ8にて鑑賞


とてつもなく面白い!

斧頭会という組織に牛耳られた町、そこでは警察すらも組織に逆らうことは出来ない。
そんな町の貧民街アパート豚小屋砦にふらりと現れたチンピラ、シン。
彼は斧頭会を名乗ってアパートの住人を脅迫しようとするが通じず、
はったりで投げた爆竹が偶然斧頭会副組長の頭に当たり、
本当に斧頭会を巻き込んでしまう羽目になる。
怒った副組長は犯人を差し出せといい、手斧を振り上げる。
瞬間宙を舞い、ドラム缶の中に落ち込む副組長。
何か起こったのか。
わけがわからない斧頭会達はアパートの娘に油をかけて焼き殺そうとする。
まさに火のついたライターが投げられたその時、横合いから一本の手が・・・
実はそのアパートには三人の達人が住んでいたのだった。

冒頭、斧頭会の踊りでかなりメロメロに。
ウェストサイド・ストーリーかっΣ(・∀・;)
そして豚小屋砦の仕立職人を見てアレ?と思う。
・・・チウ・チーリンやん・・・・って大家はユン・ワーやん!
おいおいとんでもない人間が住んでるぞ、このボロアパート。
そして始まる正統派カンフーアクション。
ホンマモンの洪家拳の使い手、チウ・チーリンもすごいが麺打ち職人もすごい!
いやあ、ひさびさに眼福眼福。
吹き替え版で見たのだが(吹き替え版しかやっていなかった)、
琴の衝撃波で敵を倒す殺し屋が声の千葉繁に酷似していて苦笑。
狙ってんじゃないのか?!
殺し屋どもが撃退されガクガク震える斧頭会組長に、
大家の奥さんがしたゼスチャーにまた爆笑。
人差し指をぶんぶん、そして親指で自分をクイックイッ・・・
燃えよドラゴンですか。Σ(・∀・;)
シンが斧頭会組長に命じられて軍刑務所に収監された最強の殺し屋“火雲邪神”の元へ赴いたときには、ドアの隙間から赤い水がどっぱー・・・
シャイニングですか。Σ(・∀・;)
おまけに火雲邪神はブルース・リャンですか。(〃▽〃)キャー♪
なんだこの無駄にすごいキャストは。
が、リアルカンフーはこの辺までで、ここからはコミカル路線。
最後は監督自身がイナズマン・・・というかマトリックス化して無敵モード突入と。
これってブルース・リーの時代、ジャッキー・チェンの時代、HEROその他ワイヤーアクションの時代という流れになってるのかもしれない。スタッフロールを見て、サモハン・キンポー、ユエン・ウーピンの名を見て、もはやど~にでもしてという感じ。ユエン・ウーピンは今ではマトリックスなどの殺陣で語られることが多いが、ジャッキー・チェンの出世作『酔拳』等の監督でもある。それぞれの時代のカンフー映画を作り上げてきた一線級の男達を引き込んでのカンフーオタク映画であった。
一応主演を張っている監督は実際には功夫ができないことは一見してわかるが、あきらかに功夫できない人間と出来る人間が混ざってキャスティングされてワイヤーアクションで空飛んでる今の映画のカリカチュアだと考えると、非常に良くできているのではないだろうか。
個人的な勝手な思いならば、豚小屋砦の達人達の戦いを延々と見ていたかったが、それだったらここまで軽妙で笑えて一般受けする作品にならなかったろう。そしてなによりこれは、監督の演出スタイルによく合っている。
観客が何度も爆笑していた事が、この映画の良さを証明している。
80点くらいかな。
ただ・・・これは男の子の映画だ。
そして、単体で成立していない。
先人達が作り上げたカンフー映画文化という財産の上に乗っかっている。
それゆえ、昔からカンフー映画を延々と見てない人には楽しめないかも。

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